* * * * *きゃしなふ 便り* * * * *




師走。島も冬らしくなってきました。



↑屋根より高い猩々木(ポインセチア)。2m以上になる猩々木がざら!こうなると「ポインセチア」という名前がしっくりいかなく感じるのは私だけ?だからついつい猩々木と呼んじゃう。

クマタケラン(餅ガシャとも呼ばれます。そう、フティムチ(ヨモギ餅)を包んでるあの葉っぱです)の実も綺麗に赤く色づいてきました。

↑南天も赤く色づいて美しい。

↑千両さんも色付いてきたーーー。今年はヒヨドリの食害が少なそう?!

↑サザンカのピンク色が、なんとも愛らしいのです。


↑ツワブキさん。曇天が多い島の冬。そんな時ツワブキの黄色が、ちょこっと温かさをくれます。

↑シラタマカズラ。深緑色の葉にのころんとした白い実がかわゆいのです

↑ふんわり良い香りが漂ってきた。見回すと、まだパパイヤ(雄木)さんが咲いていたよ。



どんよりしたお天気多い島の冬にも、カラフルな花々や実が彩りをそえてくれます。気づいたら2025年ももうわずか!!「なんてこった!!もう2026年がやって来ちゃうの!?」と、毎度ながらバタバタな店主ですが、いつも通りにめぐってくれてる色とりどりな自然に癒されるこの頃です。
年末ということは、皆さまの中には「そろそろタンカン!!」とお楽しみにされていらっしゃる方も多いと思います。今シーズンのタンカンは、、、

↑年末のタンカン畑。枯れた木の間に植えた幼木たちが成長し、少し果実をつけてくれました。


そう、ここ数年枯れこんだ木々の合間に新たにタンカンを植え直しているのですが、まだまだ成長途中。つまり収量は依然として少ないのです。
毎年楽しみにされているタンカンファンの皆さまには申し訳ないのですが、今シーズンも(というか、あと数年)販売できるタンカンの量に限りがあります。
でもなるべくたくさんんのお客様にお届けしたい、、、。ということで、大変心苦しいのですがお一人様15kgまでのご注文とさせてください。どうぞよろしくお願い致します。



↑「happy yellow」という言葉がぴったりなサワーポメロさんも素敵に色付いてきました。こちらは例年と変わらない収量を予定しています。1月に入ると畑は、あの幸せな香りが充満します☆お届けは2月上旬あたりからの予定です。どうぞお楽しみになさってくださいませ!



↑きゃしなふ農園のヨモギ畑。、、、ではありません(笑)ドラゴンフルーツ畑なのですが、一部分だけ(本当に1株だけ)下草にびっしりヨモギがワサワサ生えます。栽培してるわけじゃないのでどちらかというと困ったちゃんなんですけど、あまりの美しさにいつもちょっとウットリしちゃったり(笑)
そうなんです。南国なので12月でも下草さんは元気ーーーー(ヒトはげんなり)



↑そう。だから12月でも爬虫類や両生類たちも元気です。動きはちょっとにぶ目だけどよーりよーり活動してるから、ヒトは気を付けてあげなきゃです(特に雨上がり)


↑11月末に植えたパッションフルーツ。それはそれは健康にすくすく育ってくれてます。朝陽を浴びてる様子なんて、ほんと麗しくって「いいよ!いいよ!!美しいわよ」という呟きが止まらない園主。惚け過ぎて無駄に作業時間が長引いたり(笑)
そんなパッションフルーツについて、新たな仕立方法に挑戦したく、鹿児島の先輩農家さんを訪ねてきました。




↑こちら(下の写真)なんと、4年物のパッションフルーツ!パッションフルーツって多年草、つまり草類なんですが、もうしっかり『木』ですよね!2〜3年ものはたまに出会ったりしますが、4年ものは初めて!幹を叩くと太鼓のような良い音がしましたよ!!
今シーズンから新たな仕立て方で!と思ったりしていたのですが、残念ながら普通に植えてしまったら出来ないことが発覚(*´^`*)…来シーズン切り戻しで挑戦出来るように勉強してこ♪と思ったきゃしなふです。
そして上の写真は90年生のレイシ(ライチ)の幹!そう、新たに取り組みたいレイシの園地も訪ねました。本当に大好きなレイシ。生レイシ(冷凍じゃない)のあの香りと麗しい果汁たまらんですよね☆パッションフルーツと収穫期がかぶるので諦めていたのですが、「なんかズレそう」と分かってきたので、ただいま勉強中なのです。
フレッシュで完熟なレイシを食べれる日を夢みて頑張ります!!




↑こちらは新たに取り組み始めた胡椒。そう、あのブラックペッパーやホワイトペッパーでお馴染みな胡椒。乾燥した胡椒は食卓でもお馴染みですが、フレッシュな生胡椒を食べたことありますか?爽やかなピリッと、なにより、あの香りがサイコーーーーだと思うんですよね。
今年少しだけ収穫が出来たのですが、もっとお手入れ頑張ってお届けできたらと試行錯誤中。先輩農家さんの栽培状況を確認して、苗も分けていただいた!!勉強&勉強で芳しい胡椒を収穫するぞーーー!!!




↑ふだんは農園のある瀬戸内町阿鉄(島の南部)にいる私。きゃしなふ本部のある名瀬(島の中央部)まではちょいちょい行き来してるのですが、空港付近(島北部)までは車で2時間ほどなのでなかなか行かない感じです。
鹿児島研修の際に飛行機の時間まで間があったので、久しぶり(8年ぶり?)に田中一村記念美術館(空港近く)へ行ってきました。
久しぶりの一村さんも美術館の雰囲気も、やはり素晴らしいでしたね。そして一村さんの絵かきに対する心である『私の良心を納得させる為にやった』という言葉は、今回もずっしりと心に響きました。
私はなんの為に仕事をしているのか。一村さんの時代とはくらべられないくらい、物や情報が溢れ便利になった世の中でこそ、大切な部分な気がしています。




ともあれ、健康でご飯を食べれたり、仕事をしたり、自然観察したり、たまに気のおけない人々と酒を飲んだり。『ふつー』を享受できてることに感謝する年末。

2025年も本当にたくさんのお客様に助けられました。こちらの不徳でご心配をおかけするようなこともありました。トロピカルフルーツのバタバタでくたくたに草臥れちゃったりもしました。それでも、皆様が温かなお気持ちで対応してくださるので、なんとか無事に2025年を終えることができそうです。
どうもありがとうございました。本当に感謝しかありません。
皆さまはどんな年末をお過ごしでしょうか。穏やかで笑顔の多い時間を過ごせてるといいなぁ。
そして、良い年を迎えましょうね。2026年もどうぞよろしくお願い致します。






2025年12月吉日に  きゃしなふ店主





*きゃしなふの血となり肉となってくれた美味しものたち*



↑芳し愛媛便。愛媛の先輩農家さんから、アボカドやら紅まどんな、そしてお初な仏手柑が届いた。完熟のアボカドがトロッとクリーミーで美味しいこと、紅まどんなの芳しさは毎年教えていただいて感謝しているのですが、仏手柑☆これまた素晴らしい香りなんですね。世界には、まだまだ素晴らしい香りがたくさんあることを教えていただけて、本当に有難いのです。



↑今年はこんな遅い時期までバンシロウ(グァバ)が採れてます!(例年は11月頃まで採れたらいい感じ)旬の物に比べたらじっくり熟れるので皮が硬めで味も少し薄めですが、意外と甘くて美味しい☆毎日のヨーグルトのお供や畑オヤツになってます☆パインも根元の方はまだまだ生食いけちゃう甘さ☆(上部はジャム用に!)





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