* * * きゃしなふ 便り * * *
↑1月〜3月は曇天続きの奄美大島ですが、晴れるとこんな青にも出会えます。青空って、やっぱり嬉しくなっちゃいます(≧ω≦)


「一月は往く」とはよく言ったものですね。この間お正月を迎えたと思ったのに、もう2月に突入ですよ(´・ω・`;)「逃げる二月」に追いすがらなきゃ!と焦るきゃしなふ です。そうこうしているうちに、たんかんも紅がのり出して、収穫出荷の時期を迎えました。 お待たせいたしました!!今シーズンは近年稀にみる不作で、早々にご予約を締め切らせていただき心苦しいのですが、ご予約順に発送を開始しております。
【たんかんが発送されるまで】 収穫→→→  → 予措:果実を3日ほど休ませます。果皮を乾燥させたり色のりを圴一にする効果があり、鮮度を保ちながら輸送による傷みを軽減すると言われています。 → 選果:サイズや品質によって選り分けます → 磨く:露地でたくましく成長してくれた果実は、ホコリやら虫や鳥の排泄物などで汚れています。なので手で一個一個磨き上げます →箱詰め:計量して箱詰めしていきます。箱を開けたときに「わぁっ☆きたーーーーーっ!」と喜んでもらえますように、と願いを込めて。 ヤマト運輸さんが丁寧に運んでくださり、お客様の元へお届けされます。お届けまで、今しばらくお待ちくださいませ。



↑収穫始めの頃は果実の熟れ方もまちまちで、しっかり紅がのった完熟たんかんだけを収穫する拾い採りの時期です。これがけっこう大変^^;

↑右側に積まれた黄色いコンテナは予措中。そこから選果機でサイズごとに分けわけ。それを人の目で品質ごとに分けわけ。一個一個磨きながら箱詰めしていきます!

↑休憩中にたんかんを食べようものなら、牛たちがみんな集まってきます。叔父(栄果樹園の園主)の経営する栄畜産の牛たちは、この時期美味しいたんかんがオヤツです。


そうそう!たんかんの採れ始め頃は、実は他の柑橘も豊富なんですよ。

↑クニィプ(クサラとも呼ばれます)。この黄色い在来のみかん。ベルガモットに似た、とっても良い香りがするんですよ!果汁は酸っぱいので酢みかんとして活用。皮はお茶にしたりお風呂に浮かべたり。鼻福なり〜☆

↑シーズン最終のサワーポメロさん。黄色いグレープフルーツのように大きなみかん。八朔のように外側の皮も白いワタも剥いていただきます。完熟のサワーポメロは、とっても香り高くジューシーで爽やかに酸っぱ甘いんですよ〜


どんよりなお天気が多いこの時期ですが、美味しい柑橘が豊かな時期でもあるので、その恵から元気をいただいてる気がしますね。そして、2月と言えば、、、、。

そう!ザトウクジラの回遊シーズンでもあります!一日お休みをとって、いつもお世話になっている加計呂麻島 little lifeさんのホエールウォッチ&スイムに参加してきましたーーー!今回は2組の親子クジラと、若いクジラペアを観察&スイムすることができました♪ 船の上からの観察は何度か機会があったのですが、一緒に泳がせてもらうのは初めて。泳ぎが未熟でクジラたちの邪魔をしたらどうしよう(汗)、クジラの動きについていけず見れなかったら悲しいなぁ(汗)、、、と心配しましたが、little lifeさんでの日頃のトレーニング効果や、丁寧なエスコートで無事に泳ぐことができましたぁ!! ナショジオなどの映像でよく目にするような、悠然と泳ぐ(でも、クジラの一掻きはすざましい!)クジラさん親子をリアルに目の前にして、そのスケール感と、愛情あふれる親子の姿に、ただただ呆然と魅入ってしまいました。

↑鯨さんの大きいこと!ぷかぷか浮いてる大人の頭が、小さな海鳥みたいですよね!美しい海中写真は撮れず、、、。海の上からの写真でごめんなさい。

ザトウクジラは夏の間は冷たい北の海で過ごして、冬は交尾・出産・子育てをするために南の海へ向かうんですって。でね、生まれた海に戻ったりするそうです!今回出会ったクジラたちも、奄美大島に帰ってきた個体もいるのかしら。久しぶりの奄美大島はどうだったかなぁ?と思ったりしました。いつまでもクジラたちが安心して快適に過ごせる奄美近海であることを願います。


↑ジャムの製造が早めに終わったから、ランチがてらお花見へ♪
「二月、逃がすまじ!!」の勢いで、スキマ時間を作っては早春を楽しむきゃしなふ でした。
心落ち着かないことも多いこの頃ですが、美味しいの食べて、良く眠って、美しいの眺めて、たまには大きな声で歌なんか唄っちゃったりして、元気に過ごしましょう♪



                2022年2月吉日に 店主manami